裏のラベルを読めば、製造年とそれぞれシーズンごとのモデルが記載されているが
モデル毎にマイナーチェンジはあるが、主にFP931 & FP937s+がこれにあたり、19インチで外見に差異は無いためマルチモニターに向いている。
Princeton製のモニターも同時に使用しているが、あちらは修理を行い辛い設計になっている為、壊れた場合は破壊して開けること、もしくは廃棄することとなりそうだ。
どんなものでも修理を前提として設計されているものはオススメできる。
今回の場合は、
1. モニターから煙を噴いたもので全く点灯しないという現象となる。どこかが焼き切れている。
2. また後で、 点灯させた場合にモニターが点灯せず、しかしよく見ると薄ぼんやりと描画されている現象も起こる。つまり、蛍光管へのインバータ回路がショートしている。
この二点。
§
FP931を修繕したが、FP937s+,FP71G等ある程度この時期(2004-08年当時)のモデルであれば使用されるパーツが同じであるため、部品取りや壊れやすい部分の応用が効く。
取り敢えずFP931のネジを外す
次に、天板を下から上へ持ち上げるように外す。爪が硬いので注意を要する。撮影前に一度開けているためスイッチが外れている。
側面、4カ所のネジを外す。Aの部分のケーブルを抜く。Bのカバーを外しそのカバー下部分は蛍光管を点灯させるのインバータ回路のケーブルがある。そちら似たケーブルが4本あり、マイナーモデルによってケーブルカラーが異なる。紛らわしいのでマーキングを忘れないように。
右の電源基板(インバータ回路)が非常に壊れやすい。左は描画信号を処理する基板となる。
右の基板で目につく5つのネジとアース線のネジを外す。
また、丸の部分のケーブルを抜く。 Cにはプラスチックの留め具が嵌まっているので外そう。
加えて、Cの部分も壊れやすい。電源差し込み口で、電源ケーブルの抜き差しを繰り返すと半田浮き(基板から乖離すること)を起こす。
§
dの電解コンデンサ(10V 1000μF)の破損は見て分かる。頭が膨らんでいる。
また、テスターで計測した場合、劣化していれば容量低下などの判別が可能だ。
eの抵抗ヒューズ(3もしくは4Aヒューズ)も見て分かる。消し炭になっている。
fの部分の四角い(0.22μFフイルムコンデンサー)ところは破損が見て分かりずらい。後述。
両脇にトランジスタ(2SC5707)を備えている。こちらも 破損が見てわかりずらい。後述
極力、テスターを使用しよう。
こいつが煙の原因。お勤めありがとう。
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